敵は誰だ
マーケットは敵ではなく真の友人として扱うべき。
マーケットは富と繁栄をもたらし、自分自身を自由へと導いてくれるもので夢を叶えてくれる場所である。
マーケットの自由奔放な値動きに対し、上がると思ったら下がり、下がると思ったら上がり「なんでいつも俺がエントリすると逆行するんだ」と思うようになり、だんだんエントリができなくなってしまう。
マーケットのせいで自分はストレスを溜め、資金を失い、悲惨な現実を目の当たりにしている。
最初の頃マーケットが敵のように思えて仕方がない。
でも、それは自分がまだ未熟なだけでマーケットが自分を陥れてやろうとしてきているわけではない。
そもそも、自分が買いを入れたらマーケットがその通貨を売ってくれるわけではなく、マーケットはただ人と人との取引が行われた結果を表示しているだけなんだ。
そしたら、敵は誰だろう?
敵は市場参加者だ。マーケットは常に戦場である。
他の市場参加者は敵として認識しないといけない。
僕は他の市場参加者は自分を富へと導いてくれる存在だと思ってたけど、それが違ってた。だって、自分がエントリした後に他の市場参加者が同じ方向に注文入れてくれないと僕は利益が得られないんだから、他の市場参加者は協力者かと思ってた。
でも、そうじゃなく自分の利益を得るために他の市場参加者の資金を奪っていく戦場だと思い直した方がいい。自分を稼がせてくれる存在なんて誰一人思ってなくて、誰もが自分が利益を得るために行動をしている。
成功するトレーディングとは、今手元にある商品の真の価値に全く気づいてない馬鹿者を探し出し、それを利用する技術だと認識することであろう。これが成功するトレーディングの真の定義である。
なかなかインパクトがあって、強烈な定義だけど、そういう世界なんだろうな。
バカを利用しろ、バカになるなって事だな。
初期の頃は自分が未熟なバカものだったからいいようにやられてしまってたんだろう。
敵はマーケットではなくて自分と反対に大量の注文を入れてきた市場参加者だ。
己の中にも敵がいる。だから、己を知らなければいけない。
これがトレーディングはメンタルゲームだって言われる所以だよね。スキルを磨いて、ルールを決めても守れない、感情や本能が邪魔をする。
感情っていうのは面白いことに怒りや自信過剰といったアクティブなものから恐怖や自信喪失といったネガティブなものまであり、エントリ前・ホールド・決済とトレーディングのすべてのことに絡んでくる。
僕なんてエントリして決済せずに寝た時は夢にまで出てくる。マジ勘弁してほしい。
この己の中の敵を知ることが最重要だと考えるので、後述したい。
マーケットを知る
チャート分析には確実に意味がある。
マーケットを動かしているのは個々の注文を出している人だ。全員が自分の注文には優位性があると思って注文を出している。そこにはファンダメンタルの優位性があるかもしれないし、テクニカルの優位性があるかもしれない。
誰が何をみてどう判断しているかはわからないんだけど、ただ1つ、市場参加者全員の注文が表示されたチャートにはある傾向が見られ、その分析をすることは大切である。
僕はテクニカルトレーダーなのでこの言葉を信じ切っていきたい。
事実が大事なのではない、事実に対する群集の反応にチャンスがある
チャートが何を意味するかじゃなくて、そのチャートを見て市場参加者がどう判断するのかを考えることが大切。
これは見える化流でずっとやってきてる。何を考えているのか考えるってやつだね。
チャートが何を意味するのかって言うのを考えるって言うのは、「何故この時上昇したのか?」を考えることになるので、それはファンダメンタルがメインの人にはいいんだろうな。
知識欲が最優先
トレーダーには夢がある。経済的自由になったら何をしようとか時間的自由になったらどこにいこうとか、誰にでも欲望がある。そんな欲望の中で最優先させて欲しいのがトレーディングという世界に対する知識欲。
どの世界でもそうだけど没頭してる人には敵わないよね。自分も没頭する側の人間になろう。
今ふと思い出したけど、僕のアームレスリングの師匠は筋トレが好きで週10回以上ジムに行くって話しを聞いて爆笑したな。
マーケットに対して愛をもつ
マーケットからの声を聴く
損切りはマーケットからの心変わりしたというアナウンス。ありがとうと答えよう
すごい抽象的で、マーケットに対して愛って何?みたいな感じなんだけど、要するに少なくとも悲観的になるなってことなんだろうと解釈した。
著者は、本当にマーケットが大好きなんだろうけど。
でも、マーケットからの声は聞こえてくる気はする。「ここ、、ここだよ、、」という感じはある。
損切りされた時に「ちょっと心変わりしちゃって、切っておかないと大変なことになるよ」という受け取り方を今後はしていきたい。
損失を覚悟すると損失が大きな声で語るので、その声を聞くだけでいい
この声を聞いて言語化したものがダイヤモンド日誌。
聴いたもの・感じたものを書きまくる。そして、そこには自分とマーケットの間に何か結ばれるものが出来上がる。
己を知る
正しい思考とは
マーケットに対して正しい洞察を行う
自分自身や欲や恐怖に向き合うのではなくて、取引の可能性に集中する。
自分のスキルを最大限用いて今のマーケットに集中し、自分に優位性があるのかどうか、それはどこかを徹底的に分析する。恐怖があるのは、取引の可能性に集中できていないってことに他ならない。
今・ここのマーケットのみに集中しよう。
また、洞察ってどういうことかって考えたら、チャートから語りかけられる示唆をいつも同じように考えられる思考回路を持っているっていうこと。
考えた結果は違っても思考回路は同じ、簡潔に言えばルール通り考えられるかどうか。
ルール通り行うっていうところにフォーカスされやすいんだけど、思考回路もルール通り。
つまり、チャートに向き合ったら思考から行動まで一貫性を持って行うってことになる。
勝ち・負けという結果よりも過程が大切
これすごい響いた。勝ちは大したことではないし、負けも大したことではないって書いてあったんだけど、「いやいや、結果にフォーカスしようよ」って最初は思ったよ。負けはその悔しさをバネにしようよって思って、確かにそのようなことも書いてあった。
ただ、過程が何よりも大切で勝ち負けは副産物ってどう言うことなんだろうって思ったら、自分がコントロールできるかどうかってことだって理解した。
過程は全て自分がコントロールできることだって気づいた。
自分ができる精一杯の力で、その中にはチャート分析の力だけじゃなくて、精神的に安定させるとか感情論も含まれていて、エントリして、ルール通りにホールド・決済をする、この一連の流れをし続けること、これがプロトレーダーであり、資金増の源。
結果っていうのはあくまでもチャートがどう動いたかっていう結果でそこを考えちゃうとどうしても「上がる?下がる?」とか勝ち方にこだわらなくなったり、負ける時は大負けしてしまったりしやすい。
プロトレーダーかどうかってどうやって勝つかじゃなくてどうやって負けるかっていうのも今になったらわかる。
負けを限定的にして勝つ時は相場の力で大きく勝てる、そしてその勝てる時にホールドできるだけの胆力を準備しておく。
ルールは明確化し、それを遵守する
テクニカルが出たらエントリーするとか一貫性を持ったトレードをするとか様々な表現があるんだけど、そもそも明確なルールとか紙で言語化されている?って考えたら、それすらしていなかった。
4時間足押し目がいで1時間足2番底を待つって、それだけじゃないし、考えることは。エントリパターンを1つずつ書き出していって頭の中で整理がつき始めたらエントリが上手くなってきた頃だったな。
それからエントリポイントっていうのをエントリトリガーを引くって表現するようになって、「ここか、、ここか、、」と虎視眈々と狙うようになってからエントリ直後に動くようになった。
確実は幻想
安心を求めない
確率的思考が精神に安心を与える
逆説的だけど絶対はないという絶対的真実が心に安心感をもたらすのである
これを読んで次に読むのは確率的思考って本だと思った。精神的に安心してトレードをしたいので、そのために役立ちそうな情報はインプットしていきたい。
希望は不要
これはトレード中に当てはまる。トレード前に「こうなりそう」でエントリするといい結果は生まれないし、「こうなってほしい」って考えるともう損切り外しているのと同罪。
チャートに対して希望を持ってはいけない。
どんな精神状態でいるべきか
勝つトレーダーは勝つ意識で戦っている。
情けないことに、僕はこれができていなかった。負ける前提で負ける時は最低限のダメージで負けるようにしたいということを考えてエントリしてた。
不屈の闘志
前に進む根性
前向き
立ち向かう勇気
人生の成功哲学がFXでの成功哲学にも繋がるって書いてあったな。
行動が全て
1つ1つのトレードは独立している
プロのトレーダーは4回連続で負けを喰らっても5回目は1回目と同じ精神状態で同じようにエントリし、同じようにホールドして決済をする。前負けたから次も負けるとは決して考えないし、この負けと自分自身を関連させることも絶対にない。
過去に囚われすぎない
損失から学び終わったら損失は水に流す
負けを心の中に溜めすぎるとタジタジ病を発生させてエントリができなくなる。損失の中にはダイヤモンドが含まれているので、日誌で書きまくりダイヤモンドを集めまくろう。そして、残りは捨ててしまえ。
資金が減るのはダイヤモンドを得た対価と考えよう。
損失を損失のままにさせておくことが勿体無い。
シナリオを断行せよ
シナリオが立てられて、その時がきたらそのシナリオを断行する。
感情が邪魔をしてくるので全てルール化しておくといい。
信じる
トップを極められると信じよう
トップのように振る舞う
トップを想像する
自分を信じよう!自分を信じると書いて自信って書くんだけど、自信がある・ないは関係ない。
ただ、自分を信じる。
自分が想像するトップトレーダーのように自分も振る舞ってみよう。
今ドキドキしていたり、感情がコントロールできない自分がいたら、トップトレーダーはその時何を考えている?
きっと自分に出来ることを考えていると思うんだ。
そして、感情が昂っている時は相場だったり未来といった自分がコントロールできないことを考えていることが多い。
例えば、含み損で損切りに遭いそうな時、トップトレーダーは何を考える?
きっと損切りに遭う覚悟をして、その後のシナリオを立て始めると思うんだ。
トレードが1回で決まればいいんだけど、いつもいつも決まるわけじゃないからね。そういうのも十分わかっている。
コメント