僕がこの本を読もうと思ったのは未来に対する考え方を学び、FXで活かそうと考えたからです。FXやってる人はこの本いいよってよく勧められて1、2回読んだことはある記憶があるのですが全く覚えてないのでマインドマップでメモをとりながら読んでみました。
下記の目的・質問に本が応えてくれるというスタンスで読んでいるのでもしかしたらもっと重要なものを見落としているのかもしれないのですが、その辺りはご了承ください。
目的
不確実性がFXにどう悪影響を及ぼして、どのように対処・対応すればいいのか
質問
- 未来とはどのように定義するのか
- 未来がわからないとはどういうことか
- わからない未来にどう対処すればいいのか
本の内容と感想
未来というのはわかるもの+わからないもので構成され、このわからないものが不確実性と呼ばれている。
不確実性は、ランダムとフィードバックという2つに分けることができ、それぞれに対して人間が対応を間違えるため結果として不確実性に振り回されてしまう。
まず、抑えなきゃいけないのは原因があるから結果があるという一見すると正しいと思われる事実がまず違うということ。
原因があるから結果がある場合ももちろんあるが、サイコロを振ったら何が出るのか出るまで分からないというように結果が出るまでは確率しか存在せず、そこに原因はないという場合もある。これがランダム性と呼ばれるもの。
また、結果から結果が生まれるということもある。これがフィードバックと呼ばれるもの。
未来がわからないとは、それが起こるまでは確率が存在するだけで未来がどうなるかはサイコロの目が何が出るか分からないと同じこと。
このランダム性の影響が大きい場合があるにもかかわらず、人間は合理的に考えたり、物事を結びつけて考えたりするのが好きで、xxだから◯◯だというで理由をつけようとし、特に自分がそこに関わっている場合バイアスがかかりやすい。
これはFXではポジションを持った瞬間にポジションを持っていなかったら考えないようなことでもこじつけて自分がポジションを持っている方を正当化しようとする。
未来は確率が存在するだけというのが真実であれば、
未来がわかるというのは絶対に存在せず、人間も確率的に対応することが最善の方法で小さな失敗は許容し、成功は長期的視野で見ること
何が起きてもおかしくないのだから、失敗した時のダメージを限定的にする(損切りを必ず入れる)
ポジションをこじつけて理由づけて正当化しようとしている自分に気づく、俯瞰する。
成功が成功を生むこともあれば、成功が失敗を生んだり、失敗から成功の種を見つけることもできる。
成功したから成功すると過信することが失敗の元なので注意。
また、失敗からは学び続ける姿勢が大切。
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