youtubeでたまたま海賊に襲われるという動画を見ました。https://www.youtube.com/shorts/egRbO1_b9nk
これを見てて思うのは、「自分は安全だ」という前提で人は物事を見ている。というものです。また、赤信号渡れば怖くないという心理のように「みんなが同じ方向向いてるから大丈夫だ」という安心感も人には存在するようです。
プロスペクト理論を学ぶ、、と言ってもネット記事読んでるくらいですが、、それでも人間心理というのは客観的に物事を見られず、かなり偏った物事の見方をするというのがわかってきました。偏りのことをバイアスというそうです。
合理的という言葉は、AならB、BならCと論理の道筋に沿って考えることで、僕はかなり合理的に物事を考えられると思い込んだ数十年を過ごしてきましたが、思い返せば
「自分が正しいと思ったことに対して一見合理的な理由をつけている」というだけに過ぎないというのがわかってきました。
FXでは優位性があるところでエントリーをしているという大原則を忘れてしまうと、このバイアスが非常にマイナスに働きます。つまり、合理的にシナリオを立てた自分は正しいとか大丈夫とか安全だとか考えてしまうんです。
ここに損失回避のプロスペクト理論が働き、損切りという痛みを味わいたくないので無理やり自分は正しいからと損切りを入れなかったり、損切りを入れても徐々にずらしていってしまい、反転を待って耐えようとしてしまいます。
優位性があるところ=エッジがある=そうなる可能性が高いということなので、当然そうじゃないことも起きてきます。そのそうじゃないとき、すなわちシナリオが破綻した時にいかに早く撤退するが今度は勝負になってくるのに、本人はそのことに気づきません。
冒頭の海賊に襲われたところでは、一目散に逃げるとか警察呼ぶとか僕にはどうしたらいいのかわかりませんが、とにかく動画撮って「やべー」とか言ってる場合ではなさそうです。
エントリしたときは攻めの戦略で負けることは考えずに腹を括ってエントリします、
ホールド時もプロスペクト理論に脅かされながらもルール通りを一貫します、
しかし、一旦シナリオが崩れたら攻めの戦略から撤退戦略へ切り替えなければいけません。
自分は大丈夫とか、自分は安心だとか、の他に今までの努力など後ろ髪を引かれて損切りをずらしたり、入れなかったりする人も大勢います。
しかし、相場では突然冒頭のような海賊が襲ってくることはよくあります。しょっちゅうです。
相場では自分は正しいと思い込んでる人間はおそらくいつか退場します。
優位性に賭けているということを忘れずに、淡々と一貫性を持って実行して行きたいです。
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