こんにちは。Yosukeです。
今日は感情への共通認識を作りたいと思ってます。
メンタル編を書き上げるにあたって、「そもそも感情とは?」というところから同じ認識を持たないと恐怖とか不安とかの話しをいくらしても声が届かないと思ったんです。
トレードに感情がむき出しになる。メンタルが弱くてつらい。
って思ってる方は大丈夫です。
僕もそうですし、市場参加者のほとんど全員が同じです。
なんで感情に対処しないといけないのか?
環境認識も出来た、シナリオもたてられた、あとはテクニカルが出たらエントリーするだけ、決済するだけ
それって自分のやることはスマホをタップorマウスをクリックするだけなんだけど・・・
頭ではわかっているけど、変なことやっちゃうし、我慢ができない!またはしなきゃいけないことができない!!
って経験あるでしょう?
それが感情の持つ力なんです。
感情は意思決定プロセスを縮小させたり、プロセス全体をシャットダウンさせる力までをも持っている
P.7
感情は意思決定の変化・相場観やチャンス、現在のポジションに対する考え方の変化、トレーディングのミス(を誘ってくる)
p.45
感情の力は強力で頭でわかっていても対処するのは難しい。
だから、その感情にどのように対処していくのか、という対処方法を学んでいかなければいけないことになります。
感情は悪ではない
この”感情は悪ではない”が最初の共通認識にしていきたい言葉です。
感情にどのように対処していくのか、という問題は、実は感情自体に対処していくということではありません。
・自分の考えた通りに行動させない力を持つ感情を排除したい
・感情は自分の心に住み着く敵のようなもの
・トレードするときは機械のように無感情になりたい
といった気持ちを持っていると思いますし、僕も持っていました。
感情なくトレードできたらなあ・・・
なんていつも思ってました。
なぜ感情は悪ではないのでしょうか??
では、感情とは何なのでしょうか?
というのが疑問として湧いてきます。
その答えは本に書いてあって、
感情はシグナル、つまり信号なんだ
負の感情は自分では突き止められなかった問題を気づかせてくれるシグナルだ
p.12
・・・どういうことでしょうか?
例えば、熱が出て風邪を引いたとします。
熱が出ると苦しいですよね。苦しいのですが、熱は風邪の原因でしょうか・・?
はて・・?
よくよく考えてみると、風邪の原因は免疫力が低下してウイルスに感染したからです。「あなたは今ウイルスに感染していますよ!熱を出してウイルスをやっつけますね!」っていうのが熱の作用なんですが、その熱で自分自身も苦しんじゃっているんですね。
ということは、熱自体は風邪の原因でもなければ、熱を下げたからといって風邪が治るわけでもないっていうのはわかると思います。
だから、熱で苦しいから熱をどうにかしようっていうのは風邪の根本治療にはなりません。
と、言うことをこの本は言っており、
感情で苦しむからこの感情に対してどうにか対応しようって言うのは問題の根本解決にはならない。って言うことなんです。
感情に対処するとは、感情自体に対処するのではなく、その感情を引き出すトリガーに気づき、根本問題に対処していくということになっていきます。
感情への対応は応急処置のようなもの
感情は問題の核心ではない。
p.10
感情を不合理だと決めつけ、合理化しようとしたり、否定・拒否・無視をしたり、無自覚、無感覚になるように自分の頭を騙そうとする。もしくは、ストレスから解放されるために、瞑想・ヨガ・運動といった健康的な手段で解決を図ろうとする。しかし、それらをしたといったからといって問題の解決に至ることはできない。
p.10
感情が起きている時は間違いなく苦しい時なので、そう言う時に感情に対応するのは間違いではないが、
でも、それは応急処置的な対応に過ぎないと言うことになります。
そして、この応急処置的な対応は時として自分の収益性を縮小させる恐れがあるのが注意しなければいけないところです。
応急処置の問題は短期的戦略としてうまくいくかもしれないが、そういった行動は補助輪のように考えるべきだ。補助輪を外さない限り将来あなたがトレーダーとして花開く可能性はほとんどないといっていい。
p.11
感情がシグナルとは
感情が何かを送ってくるシグナルと考えると、途端に世界が変わります。
この認識の転換が感情問題への取り組みの最初であり、キーポイントになります。
何かを送ってきているだけなんですから、僕たちはそれをひとまず受け入れましょう。
この受け入れるという行為は非常に大切で、自分自身を否定しないことに繋がります。
「自分はそう思っているんだ」とその湧き出た感情に対して、プラスの評価・マイナスの評価をすることはしません。その感情に評価をしないんだから、その感情と自分を繋げることもしません。
エントリーしなきゃいけないのに怖くてできない・・なんてメンタルが弱いんだ・・・
ではなくて
エントリーしようとしている時に、自分は恐怖を感じている。何故だろう?根本問題は何だろう。とトレード日誌に書くんです。
大丈夫です。あなたのトレード日誌はあなたしか読まないから弱音を書きまくりましょう。
感情が何かを送ってくるシグナルということは、「何かに気づいてください」と言ってきているだけなんです。
あなたが一貫したトレードができるトレーダーになりたいと感情は分かっています。
その問題を届けにきてくれてるんです。
何を送ってきているのだろう?自分に何をしろと言ってきてるのだろう?
自分を観察し続けてみてください。
頭が爆発する時こそ、探偵になりきってヒントを集めるまたとないチャンスなのだ。
p.47
物事を書き出す行為自体が、感情を鎮める役にたつ
p.48
つまり、感情が湧き出た時が自分を見つめ直す最大のチャンスで、その時に何を感じ、何を考えているのか、体はどんな反応をしているのかというのを記録しまくる、
どこに?
そう、トレード日誌にです!!
トレード日誌は、いつ何があったからエントリ・決済した、だけでなく感情・思考・行動まで記録していくものです。
そして、それを振り返ることによって、自分に気づくことができるんです。
今日の結論ですが、感情が出た時こそ記録を取るチャンスです。
感情の見える化
僕がこの本の好きなところは、見える化LABOと似ているところがあるからです。
これ、僕の言葉じゃないですよ。この本に書いてあるんです。
ね?
この本が欲しくなったらこの記事の最下部にリンク貼っておきますので是非購入して、僕と意見交換しましょう。(アフィリエイトはやってません)
チャートを見える化して、自分の感情を見える化したら鬼に金棒じゃないですか?!と僕は思うんです。
ちなみに、この本に書いてある通りに感情の見える化をしようとすると大変です・・・(笑
正直、僕は出来ていません。
出来ていないけど、かなり改善はできたと思ってますし、また症状が出てきたらこの本に沿って問題を解決していこうと思ってます。
この本でどのような工程を辿ってメンタルを改善していくのかは、また別記事にします。
今日の結論はメンタルは弱くて構わない、感情が湧き出たらそれをシグナルとして受け入れそれを記録しまくるというところで終わりです。
先読みしたい方はメンバーシップ掲示板ではメンタルハンド履歴と検索してもらえたら、僕の投稿が出てくると思うので、それを参考にしてみてください。
参考文献
この本に沿って感情についてアウトプットしています。
引用文のPというのはこの本の何ページ目に書かれているか(紙の本で)というのを表しています。
先のリンク先はkindleですが、僕は紙の本で持っています。
コメント
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