トレードは戦略・戦術・技術だというのが妙にしっくりきてそれに当てはめて考えているんですが、
戦略とはどこに獲物がいて仕留めに行こうか考える環境認識のことだと思います。環境認識をしているというのは軍隊で言うところの軍略会議をイメージしたら非常にわかりやすくなりました。
僕の中での環境認識のイメージはキングダムの軍略会議をしているところです。
軍略会議中は簡単に言えば頭のキレる人間がどうやって攻めようか考えているところです。その間実行部隊・前線に出る舞台というのは英気を養って休んでいます。
次に戦術というのは実行部隊が実際に陣地を落としにいくところです。ここは各部隊に武将がいて指示を出し、指示を出されて前線に立つのは大多数は農民たちです。
陣地を取ろうとしているのですから、軍略会議では攻めの戦略を立て、下位足に落とし込んで詳細に戦術を立てていきます。
基本は攻めの戦略です。
しかし、相場では何が起こるのはわからない以上損切りラインというのを決めて、ここまで攻め込まれたら撤退するという戦略も立てます。
で、僕が気づいたのは撤退戦術とは言わないんだよな。撤退戦略なんだよなと思ったんです。
何故なんでしょう?
これは何が正解かはわかりませんが、僕が思ったのは「撤退するかどうかは軍略会議で決めることであって、前線部隊が決めたら取れるものも取れなくなる」と思いました。
ここまで攻め込まれたら撤退=損切りというのはもう攻める時点で決めることであって、前線部隊の一員として戦っている時は多少押し込まれたら「もうだめだー、撤退しよう!」ってそりゃ考えます。
勇敢な武将なら勇気づけて攻めの姿勢でい続けられるはずです。軍略会議にも参加しているのである程度のリスクや流れを把握しているからです。
これが恐怖に押しつぶされた武将だったらちょっと攻め込まれたくらいで「撤退!撤退!!」と言うでしょうね。
FXでは自分が大将であり、自分が農民でもあります。一人で全ての役をこなしていくイメージです。
だから、今自分が誰の脳みそになっちゃっているのか、農民の脳みそじゃ勝てるものも勝てないぞっていうのを考えながら前線で戦っていきたいです。
前線目線では撤退は考えない。
撤退はエントリした時点で決まっている。
それまでは攻めの戦略でい続ける。
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