頭ではわかっていても、心がついていかない、、プロスペクト理論恐るべし。
- 「損切りはトレードのシートベルト、ただ損切り回数が多すぎちゃってエントリが怖くなってきた」
- 「エントリしなければ負けない」というのがマイナスに作用し、資金を失うかもしれないならエントリしないという選択を選ぶようになってしまった。
- 「ここでエントリ」というのがわかっていても実際にエントリできなくて、伸びて言った様子を見て「ああ、やっぱり」と思う。そして次にエントリすると損切りに合う
- エントリした直後に逆行される経験が脳裏に浮かびエントリボタンがクリックできない
- 陽線が3本出てロングエントリしたら直後に逆行して損切りに遭い、その時間だけ陰線でその後10本陽線が続いた
なんかみんなこういう経験してるよねー、俺もしてるよーというのが簡単に書けました。
この解決策としてはまず相場というものの見方を変えることができました。
相場には何も期待しない
相場は何が起きてもおかしくない、どんなことでも起こりうる、誰も操作できず、市場参加者はエントリした後は他の市場参加者が自分がエントリした方向に追随することを祈ることだけだ
と数百億単位のプロトレーダーですら、「相場を支配することはできない」と言っています。
また、ランダムウォーク理論と呼ばれる理論では、相場の値動きは全くのデタラメでそこに法則性はないという理論まであります。
ですが、そもそも相場は敵ではありません。相場は僕達に無限の利益の機会を創出してくれるものです。
だからこそみんなが市場に参加しているんですよね。
無限の利益の機会を創出というのは面白い日本語で、無限に利益の機会を創出してくれるという意味でもあるし、無限の利益を得る機会を創出してくれるという意味でもあります。
相場は僕達にチャンスを与えてくれているのであって、そのチャンスの回数は無限です。
何回でもチャレンジできますし、そのチャンスを得た人間の利益は青天井です。
ということは相場は敵じゃなくて女神じゃないですか。
相場は女神。まずこれが意識改革の1つです。
しかし、です。
この女神は誰もコントロールができないめちゃくちゃ自由奔放な女神です。
人は何か期待したり、予想するからそうならなかった場合に裏切られたと感じ、痛みとなってそれが経験となり、その痛みをもう味わわないようにしたいと今後に活かそうとします。
経験から学ぶというのは非常に重要なことですが、実は大前提が間違えていました。
この自由奔放な女神に何か期待するのがそもそも間違いなんです。
コーヒー買ってきてと頼んだらコーヒーを届けてくれると思うのが人として普通の感覚ですが、この女神にそんな人の感覚なんて通用しません。
コーヒーを買ってくることもあれば、紅茶やコーラを買ってくることもあれば、そのまま遊びに行ってしまい戻ってこないこともあります。
女神はこういうんです。
「コーヒー買ってきてと頼んだのはあなた、私がそうするかどうかはその時が来るまでわからない」
相場は僕達にエントリーしてくれ、決済してくれと頼んでくることはありません。僕達が勝手にエントリーして勝手に決済しているだけなんです。
相場を飲食店の従業員さんのように考え、「注文したんだから持ってきてくれないと困るよ」とか注文した品が届くと期待するのが間違えています。
相場にはどうなるのかというのは一切期待せず、予想せず、ただ起きた事実に対して向き合い、自分のエッジに対して賭けていく。
それが難しいんですけど、そこを鍛錬していくものだとようやくわかってきました。
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