長年といっても半年ですけど、何度も説明されてもよく理解できず、ただチャートを見ているとなんとなく理解できたような理解できた気がしているだけの気もするボックスと収縮の違い。
どちらも四角で囲まれるし(斜めの場合もある)、抜けるの待つという点では共通していますが、全く違う認識でトレーダーは見ていますが、どう違うのか。
今週のユーロドルで明確に違いがわかるチャートだったので、それを元に自分なりの理解を説明していきます。
まず、ボックスっていうのは高安値が更新しないで推移している状態。いわゆるレンジです。市場参加者はレンジ抜けをして高値超えたら、じゃあ次は押しをつけるの待とうかな。安値割ったら次は戻ってくるの待とうかなという心理状態です。逆張り派の人はここで逆張りを入れてくるところでもあります。
それに対して収縮は、攻防が行われている状態=抜けたらいくぞというのが市場参加者が理解している状況です。つまり、その割ったところに大量の新規注文や損切り注文が入っている状態です。
図で説明します。
まず左側のオレンジの四角はボックスです。高安値が白線で抑えられており、その中で小さく高安値をつけて推移しています。
この時の4時間足のチャートは下図のようになります。
ここは4時間足では高値超えて押し目買いのロング狙いですが、日足では戻り売りのショート狙いの場所なので、4時間足が方向感がありません。
よって、1時間足のボックスとは、上位足の4時間足が方向感がなく、1時間足は4時間足のサポートライン・レジスタンスラインに阻まれてその中で高安値をつけて推移している状態です。
この時はどっちやねーんとまったり待っていたり、ジムに行ったりしている時間になります。
ですが、1枚目の画像のようにオレンジのボックスの右端からダウカウントをしていくと1時間足では高値を超えて押し目買いエリアに入ってきました。ですが、上位足のレジスタンスラインに阻まれてしまっています。
このレジスタンスラインを抜けたら上がるぞというのは市場参加者は誰もが理解していることであり、さらにこのレジスタンスラインを割らずに逆に安値を割ったら(緑のボックスの下限)損切りが入っているぞというのも誰もが理解していることです。
よって、収縮というのは、そこを超えたり割ったりしたら損切り注文を大量に巻き込むところ、全員が損切りを入れているラインで囲まれたところと解釈ができます。抜けたら大きく動くというのがわかっているので、チャートを見ておきたいところになってきます。
結論は、ボックス内で推移している間は放置するところ、収縮している間はチャートを見ておくところです。
よって、判断基準としては「俺は今ジムに行っていいのかどうか、ジムに行って帰ってきたらエントリーチャンスを逃して後悔しないだろうか」ということになります。
コメント