昨日、水平線を微妙に抜けた時はしっかり抜けるまで待つという記事を書きました。
今までは「よし、水平線を抜けたから買おう・売ろう」という視点でした。ですから、「これは抜けたのかな?」とか「水平線はここでいいのかな?」とか「こっちにも水平線が引けるな?」とかそういう疑問が常々ありました。
しかし、市場参加者の気持ちというものを考えるようになってからは、「しっかり抜けるまで待つ」というのができるようになってきました。
なぜならば、水平線が抜けたとは、視点が切り替わった示唆であり、これから動きが変わる前兆です。
例えば、上昇トレンドから水平線を下抜けした場合、「上昇トレンドは終わりました、これから下降トレンドがはじまるかもしれません」という合図になります。
であれば、市場参加者は「高いところで売ろう」と思うはずです。
微妙に抜けたところでは「高いところで売ろう」とする市場参加者と「安いから買おう」とする市場参加者が混在します。
何故ならば、水平線は全員が同じところで引くわけじゃないので、抜けたと判断せずに「止まって反発した」と判断する市場参加者もいます。そして、当然そこで逆張りをする市場参加者もいます。
なので、その後は揉み合います。
自分の水平線の引き方が間違っているとは言えなくても市場参加者と数pips違うように引いているだけで反対方向にいってしまう可能性もあります。
このように微妙に抜けた時にエントリーをしようとすると、いつもどっちにいくのか結局分からないということになり、これでは水平線を引いた意味がありません。
よって、しっかり抜けて全員が視点が切り替わり、その後「高くなったら売ろう」「安くなったら買おう」とする点までもう一度待つことが大切になってくると思いました。
それがリターンムーブですね。
僕は最後にリターンムーブをして確かに転換したというところでエントリーをします。
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