そもそもなんですけど、本当にそもそもの話しなんですけど、
チャートパターンやオシレーターばっかり見ていた僕のような人たちが意外に答えられないのが、
どうして突然ローソク足が大きく伸びるのか。
という疑問です。
一旦ファンダメンタル的な要素を排除して、テクニカル要因のみで答えます。
逆にここの前兆・予兆を捉えることができれば、その後のシナリオ作成が容易になります。
※僕はここで未来予測が容易になりという言葉を使わずに、シナリオ作成が容易になると言いました。言葉尻の話しではなく、fxに未来予測は不要でシナリオ作成が必要だと思っています。
ということで、僕の考察です。
まず、ローソク足は当たり前ですが売り注文・買い注文が成立することによって出来上がっていきます。
注文があるから、ローソク足が出来上がります。①
注文をするのは、市場参加者ですが、市場参加者には3種類に分けられます。
- ポジションを持たずに生還している人
- 買いポジションを保有している人
- 売りポジションを保有している人
です。
この人たちは一人残らず全員利益を上げたいと思って参加しています。
そして、上がっていくなと予想する人が多ければ買い注文が多く入り、買い注文が売り注文より優勢となりローソク足は上昇し、下がっていくなと予想する人が多ければ買い注文より売り注文が多く入り、売り注文が優勢となりローソク足は下落していきます。
そして、ローソク足がどうして突然大きく伸びるのかという疑問への回答はポジション保有者は新規注文と同時に損切り注文を同時に入れているというのがポイントです。
損切りは適当に入れているわけではなく、シナリオが破綻した場所で入れます。しかも、損は小さくが鉄則ですからこの価格を割ったらシナリオが破綻したというところで誰もが損切り注文を入れます。
損切り注文というのは未来の注文です。
注文を入れたら、またはポジションを保有したら損切り注文を入れます。
誰もが入れてきます。
市場参加者というのは誰もが利益を得ようとしているので、この視点なら、この時間足なら、この相場感なら上だよね、下だよねという他の市場参加者の心理も読めてきます。みんな見ている視点が違うので上・下と分かれてきますが、上の人はどう考えているのか下の人はどう考えているのかというのはわかってきます。
そうすると、じゃあここに損切り注文が入れているだろうな というのが読めてきます。
未来の注文が読めてくるのです。
ですから、そのシナリオが破綻した場合、損切り注文が確定されていくので、どんどんローソク足が出来上がってきます。
①でも書いたように注文があるので、ローソク足が確定していくのです。
例えば、上昇トレンドを仮定した場合、買い注文を保有している人たちの損切りがみんな同じ場所で行われたと仮定したら、これは買いポジションと同じだけの売りポジションの決済となります。
徐々に徐々にローソク足が上昇していった力と同じ注文数が一度に下落に注がれるので
大陰線をつけて下落していくということになります。
これがいわゆる損切りを食って大きく上昇(または下落)という仕組みになります。
まとめると、チャートの形、ボリンジャーバンドの形やインディケーターがああだこうだと考察するのと同じくらい
ローソク足を形成した買い注文を入れた人・売り注文を入れた人はどこに損切りをおいているのかというのを見抜くのが大事というお話しでした。
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