上昇トレンドを前提で話ししをしていきます。
4時間足が上昇トレンドの時にしっかり押しをつけるのを待って、トレンドフォローするというのは王道です。
この時にしっかり押しをつけるまで待つのが大事ってよく言いますが、しっかりってなんでしょうか?
このしっかり感という意味がわかってくると、待つということができるようになってきます。
こういう上記の形をしていると「しっかりした」と判断します。この辺りは右脳を使います。
反対にこういうのは「しっかりした」とは言えない押し目です。
一言で言えば、チャートの形がきれいかどうかです。そして、左脳派の僕がこの感覚を掴むのには特訓が必要でした。
チャートが綺麗=多くの市場参加者が同じように見ている=同じような反応をするので読みやすいし、確度が高いトレードが可能になってきます。
チャートが汚い=市場参加者によって見方がバラバラになる=ロング目線の人もいればショート目線の人もいる、のでリスクが高いトレードになります。
そして、狙いたいのは4時間足がしっかり押しをつける時です。しっかりしてない時はとりあえず置いときましょう。
このしっかり押しをつけた時の画像のオレンジの四角の部分では何が起こっているのかというのが今回ポイントになります。
4時間足を見ている人は「上目線なので安くなったら買おう」とどこが安いのか、どこで買いを入れたらいいのか待っている状態です。
この時1時間足では下図のように、下目線から上目線に切り替わっています。
つまり、4時間足でしっかり押しをつけている時は、1時間足は下降トレンドなので高くなったら売り・高くなったら売りという状況で4時間足の押し目買い勢力によってオレンジの水平線で買われているので少しずつ安値が切り上がってきて、1時間足でも高値を超えてくる状況を指します。
1時間足は下降から上昇になる前に、持ち合い状況、拮抗状況、揉み合い状況と全部同じ意味なのですが、「買いと売りが戦っている状況=方向感がない=レンジ」を挟んで上昇に転じてくることが多いです。
そりゃ命をかけて売り・買いをしているんだからすぐ決着なんてつかないですよね。
そしてエントリーが早い時は下図の丸でエントリーしてしまいます。
ここは4時間足と15分足だけ見ていると高値超えて方向転換しているように見えます。
でも、1時間足を見ていると下降トレンド真っ只中なんですよね。
で、自分がエントリーが早いかどうかを見極める方法として、「この後4時間足どんな動きになる?」と考えてみてください。
自分が根っこと思ったところは、この後4時間足が資金を入れてくると判断したところのはずです。上位足が資金を入れてくるところの根っこを捉えるのがトレンドフォローですから。
そうすると、しっかりした押しになりますか?なりませんよね。
結果としてエントリーが早いところというのは、押しをつけてないところでのエントリーになってませんか?
画像のような動きを狙っているわけじゃないでしょ?
自分がここでエントリーしたら4時間足資金入ってくるかな?そしてどんなチャートになるかな?というのを自問自答してみると、「ここ早いかも」と思えてちゃんと待てたらたまにはご褒美のようなチャートがきます。
こんなに待っててそれじゃ取れないわ!というのもきますけど。
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